竜巻
テネシー州では竜巻の季節があります。東部テネシーと西部テネシーでも竜巻は発生しますが、中部テネシーでの発生が多く平均発生数は一年間に16個です。
竜巻の発生しやすい月は、3月、4月、5月で1年間に起きる竜巻のうち、2/3がこの3ヶ月に集中しています。次に多いのは11月です。しかし、竜巻はテネシー州場合、1年中、起きる可能性があります。また、発生が最も多い時間帯は夕方の午後5時~5時59分です。統計ではと58%が14時~20時59分の間に起きており、この7時間に起きる事が一番多いようです。反対に朝の7時~9時59分までの間は、殆ど発生していない事がわかっています。
通常、竜巻はF-スケールと言う尺度で計測されます。中部テネシーで1830年から2020年までの間発生した500個の竜巻のうち、69%はF1、F2という比較的弱いものです。また、F2以下の竜巻は、直ぐに静まる傾向にあります。F3の竜巻は58個(17%)、F4は22個、そしてF5は1つとなっています。この900年間での竜巻による死亡者は500名を超え、そのうちの86%はF3以上の竜巻によるものです。
F-スケール(藤田スケール)